勇者たちは聖剣、俺は無限残高カード!? 追放されたおっさんがコンビニで異世界を少しずつ立て

夜更けのノベル劇場

勇者たちは聖剣、魔法、結界、回復スキルを手に入れた。 だが、三十五歳の会社員だった俺が異世界で授かった力は、 ただの「無限残高カード」。 「買い物しかできない無能」 「魔王城にコンビニでも建てるつもりか?」 そう笑われ、俺は魔境近くの廃村へ追放された。 けれど、そのカードで買ったコンビニ商品は、 異世界ではただの商品ではなかった。 水は命をつなぐ聖なる水に。 おにぎりは体を癒す食事に。 野菜の種は荒れた大地をよみがえらせる希望に。 戦えないおっさんが、剣ではなく、水と飯とコンビニで、 捨てられた辺境を少しずつ立て直していく。 これは、勇者になれなかった男が、 誰かの帰る場所を作る