舅の隠し金で黒い雛百羽を買った十歳の嫁、実は村を救う福娘だった | 日本むかし紀行
日本むかし紀行飢饉の江戸時代、麦二俵で「売られた娘」として山深い里へ嫁いだ10歳のなでしこ。土の言葉を聞き取る心優しい少女が村の危機を救い、奇跡を起こす感動の昔話をお届けします。 過酷な嫁ぎ先で竈番として涙をこらえ耐え忍ぶなでしこには、土の匂いから病を見抜く不思議な才がありました。ある日、幕府へ献上する村の朝鮮人参畑が謎の銀色の毒虫に襲われ、村人は滅亡の危機に瀕します。なでしこは、飢えた夜に自らの飯を分けた謎の老婆の助言と、舅の隠し金を頼りに100羽の黒き鳥「烏骨鶏」を買い付けました。そして「15日間で虫を駆除できなければ追い出す」という厳しい条件の中、竹笛の合図で鳥たちを操る命がけの特訓に挑みます。